3日目は豊島!
どうせなら豊島美術館が気になったので、どうせなら豊島にも行ってしまおうということで。
結果。とっても行ってよかったなーという体験になった。
ゲストハウスの共用テーブルで事前に買っておいたパン入りスープとカロリーメイトを食べる。
朝に同じゲストハウスに泊まっている人数名と出会ったのだけど、全員外国の方だった。
「Good Morning」「Have a nice day」と小声で挨拶をする。
普通に文化の違いなんだけど、日本人同士だったら何も声かけずお互い知らんぷりするのかなと思うと、どちらかというととりあえず声かけた方が気持ちがいいよな、気まずくないし。
別にそこで何か話さなくてよくて、お互い「変なやつじゃないですよ」っていうことを分かってもらうために発する挨拶はした上で、干渉せずに同じ場所に存在するみたいな、距離感の取り方が自然な感じがするんだよな。目が合った時に微笑むみたいなのも、いい文化だよなーって思う。日本だと逆に変な人になっちゃうよね。警戒心とフランクさと人と人との距離感の取り方に文化の違いを感じる。
田舎だとちょっと海外よりかも。近所の人に話しかけられたりするし。



直島本村港から、豊島行きのフェリーに乗る。
上の席が空いていたので外の席に座る。風が寒い!防寒して景色を見ながら20分の船旅。
中々できない体験でよかった!

豊島に着いたらまた予約していたレンタル自転車屋さんで電動自転車をレンタル。
船を降りた場所から一番遠くぐらいにあるところへまず行って、そこから帰ってくるようなコースにした。直島も豊島も、作品への道のりには必ず看板表示があるので基本迷うことなく電動自転車で移動することが出来た。
直島も坂がすごかったけど、豊島の方がすごいかもしれない。結構な山道が続く。

しばらく登っていると下り坂が。その先に海が見えるので海に飛び込んでいくような感覚になれる爽快感のある道。

心臓の音アーカイブという作品がある場所に到着。
ここは名前の通り色んな人の心臓の音がアーカイブされている場所だったのだけど、自分的には今までの鑑賞体験の中でだいぶ衝撃的な体験だった。
行くまでは、心臓の音が聞ける場所なんて少し怖いかもという感情もあり、行くか迷っていたが、せっかくだしと思い、行ってみた。
施設はそこまで広くなく、鑑賞するところは一部屋だけだった。
たまたま私が入った時は自分1人で、暗めの部屋の中で心臓音が響き渡り、それと合わせて光の動きがある。
最初入った瞬間はすごくドキドキして、音も大きくて早い鼓動だったのでなんか怖くて思わず耳を塞ぎ気味になった。長くいられない気分になり、一旦外のスペースに出て、そしてもう一度入ってみた。怖さも感じながらもしばらく聞いていると、なぜか落ち着いてきて、色んな鼓動の早さや打ち方があることに気づいた。
静かでゆっくりの鼓動の音は落ち着くな、とか。激しく早めに打つ鼓動の音は不安になるな、とか。
だんだんその音を聴いているのが平気になってきた。誰が見知らぬ人の色んな鼓動。でもなぜか落ち着く気もする。
なんか胎児が聞いてる音ってってこんな感じなのかな、とか思った。
鼓動があるということは、生きていること。今世界にいる一人一人に命があること。今ここにいない人にも命があったこと。とか当たり前のことなんだけど普段意識しないことが頭に浮かんできた。

外に出ると海が見えた。

なんか衝撃を受けた体験だったので、ぼーっとして咀嚼する時間が必要だった。
綺麗だなーと思いながら近くに行って波を眺めていた。
波は寄せて、返してただ繰り返す。鼓動とも似てるかも。

バスケットゴールにシュートし、次へ。


来ました!豊島美術館。
入り口までの道のりも素敵。

ここの作品がとってもよかった!!水の美しさをすごく感じた。
まさに自然と一体化した作品でその中にずっといられそうだった。あんな空間初めて行ったなー。
そしてリラックスさせる力がすごいのかめちゃくちゃあくびが出た。
是非あまり事前情報入れず行ってもらいたい。

とても好きな空間で本当に行って良かったなーと思った。ここ来るためだけに豊島までくる価値がある!


その後もう一つ作品を見て、予約していた島キッチンというごはん屋さんで遅めのお昼ご飯を食べた。

あとは豊島横尾館に行った。独特なんだけど惹きつけられる作品でしばらく見ていた。不思議な魅力がある…。
その後お土産を買って、夕方で作品は閉まるし、調べていたカフェもやっていなかったし、特にやることがなくなってしまった。ちょうどいい高松行きのフェリーの時間がなかったのでバス待合室で本を読んで待つことに。
これぐらいになると、早く家に帰りたいなという気持ちになってくる。それが旅の醍醐味ですね。
今回の旅で、美術鑑賞力が上がった気がする。
どういうことかというと、長く絵や作品を見られるようになったという感じ。
つまらない、不気味だと思ったものもしばらく眺めていると心地よさを感じてきたり、何かを感じたりすることがある。
自分なりに感じた感覚を味わおうとすると、もう少しじっくり長く自分のこの感覚を味わいたい、となり、鑑賞時間が自然に長くなる感じ。
やめたかったらやめて別のところに行っていいし、いたかったらいてもいいという自由さがいいなーと思う。鑑賞は自由。

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