学校や仕事、習い事、趣味。その場所を離れると、今まで理由がなくても日常的に会えていた人と何か理由がないと会わなくなる。
そんな時に会わなくてもその人の近況を知ることに一躍買うのがSNS。
誰とどこに行って何をしたのか、どんなものを食べたのか。どんなことが楽しくてどんなことがつらいのか。
SNSには無意識な無視が存在する
私は、SNSって人に「見て見て~!聞いて聞いて~!」って話してるようなことだと思ってるのだけど、なんだかSNS関係で虚しくなったり悲しくなったりする原因って、それを「無視」されたり、できたりしてしまうってことだと最近思った。
例えば対面で「見て見て~!こないだここ行ったの!」って写真見せてくれたら、普通反応しないことってなくて、「え!いいね!どうだった?」とか話す。
それがSNSになると♡のいいね!の意味になるのだと思うのだけど、明らかに流し見してスルーする場合もあるし、♡のいいね!ってどんな気持ちで押してるかは反映されない。
へえ~の♡もあるし、最高!の♡もあれば、見たから押しといたほうが良いよねの♡もあれば、羨ましいに少し嫉妬が隠れた♡もあるかもしれない。
「ちょうどいい」終わらせ方は人それぞれ
メッセージの場合でも対面で人から話しかけられたらすぐ言葉を返すけど、メッセージの場合は、通知が来たとして内容を見て、だいたい後で返そうって思ったり、メッセージ溜めがちな人は何週間も返さないって人もいる。
会話の終わりに関しても、対面で話してたら何らかは返事してるよねって場面でそのまま終わる時もある。
文を使ったコミュニケーションは人によって様々で、丁寧な人、短くて淡白な人、絵文字めっちゃ使う人、長文な人など色々いる。それは年齢によっても大きく違うし、デジタルネイティブ世代はコミュニケーションを取る手段としてテキストメッセージがとても馴染んでいるからリアルと同じぐらいの感覚とスピードで相手とコミュニケーションしてる。
誰と繋がる?どう使う?
ただ、投稿を見たら絶対何かリアクションするべき、メッセージの返事は見たらすぐ返すべき、終わらせ方にも気を付けて丁寧に返信するべき!と思ってるわけではなくて、会って相手の表情や声色が分かって話すことと、SNSでやりとりすることはそれだけ大きな違いがあるし、同じ温度感でコミュニケーションをとることは不可能、同じような充足感やつながりは得られないよねって話。
だからリアルなコミュニケーションと同じ尺度で喜んだり悲しんだりする必要もない。
そこで私が思ったことはSNSで繋がるかどうかはリアルで会っても同じようにそれについての会話ができるかどうかを基準にしようということ。対してお互い興味なくて、繋がってるだけで近況眺めてるだけの関係っていらないよね~って思った。会わなくても、この人の投稿が好き!とか趣味とか好きなものが合うっていうのがあればいいと思うけど。
ずっと会ってなくてもSNS見てたら何してるとかだいたい分かるし、繋がっているような気がするけど、気がするだけだな~とも思う。この人ともし街中であったら話しかけるか?って考えたらその人との本当の距離感分かる気がする。
やっぱり会って話ができることが一番だし、それしか信頼できないな。
もう本当は携帯は電話とメッセージ機能だけで良かったんじゃないかな。とも思うけれど。
SNSはあくまでもリアルなコミュニケーションを補うためのツール、リアルな行動に繋げるためのツール、と考えて上手く楽しく使っていきたいね。
↓この動画とても興味深かった。
コメント